2008年11月06日

横浜市立学校、トイレ清掃復活に教職員から賛否両論・・?!

応仁元(1467)年の京で勃発しては、またたく間に日本六十余州へと拡大した、いわゆる応仁の乱ののちには、乱世とも云われますように、戦火の絶えない、また山賊や海賊やら夜盗などの横行する物騒で殺伐とした世相と成り果てますよね・・。こうした乱世は、ざっと100年ほども続いた・・、と日本史には云います。

この乱世に巨なる終止符を打ったのは、かの織田信長であった、とも云うのが、およそ戦国史における定説とも想う僕なんです。
永禄十一(1568)年九月、いよいよ室町幕府第十五代将軍となるべき足利義昭を奉じて上洛を果たした時が、すなわち巨なる終止符であった、というわけですね。みなさんが御存知のとおり、これ以降にも大きな合戦は幾つとなく続きます。主には信長の云う天下布武にむけた戦いでもあり、むろん、それを阻止せんと踏ん張る諸大名や武将たちの戦いでもあったことでした・・。

まあ、このページでは、それはさておき、僕が敬愛してやまない織田信長という人の見事さは・・、上洛を果たした時に、抵抗勢力であった三好家残党らを駆逐したのは当たり前でしょうけども、まず将兵に手分けしてさせたことは京と近隣の清掃なんですね。
この頃の京は、さながら地獄絵図が現出したかのような荒れ放題の在りさまだったそうで、都の大路や小路や、その辻々、また鴨の川原にも、その流れをさまたげるほどに夥しい死骸が捨て置きにされては野ざらし状態だった・・、と伝わります。これを片付けさせ、上京すなわち内裏やら室町御所の在るあたりは、弓槍刀を竹ほうきに持ち替えさせて掃き清めた、という次第ですね。

もちろん将兵たちは殺気立っていますし、やはり女性を欲するのも本能に近い心理でしょう。こうした将兵に対しては、乱暴停止【ほんとうは、もっと難しげな漢字で書きますし、読みも、らんぼうちょうじ、と気どります】という軍令を出すのが、この頃の大将たる心得でした。現在にまで残る諸大名や名のある武将らの書状にも、珍しくはないものでして、ただし、大勢の将兵ですから、なかなか徹底させることは難しかったようで、戦地における略奪や強姦なども、また珍しくはないものですよね。

信長も出しました、が、この人のすさまじさは、一銭斬り、という厳命です。たとえ一銭を盗んでも斬刑に処す!というものでして・・、ですから云うまでもなく庶民に乱暴や狼藉を働いたり、あまっさえ強姦なんぞしようものなら、それこそ問答無用の即座に斬り捨てなんですね。しかも信長という人は、やると云ったらやる!男でしたから、たとえば、のちに二条御所を造営する作業現場にて、周囲で見物する女性をからかった者は悲惨でしたでしょう。
現場監督していて、これを見た信長は駆け出して抜刀し、ただの一言すらも云わずに、その者の首を刎ねています・・。

ですから信長の将兵は、つねに粛々として行儀がよく、また信長の
領地となった国に住み暮らす庶民らは、夜でも雨戸を開け放して熟睡できた、とか、婦女子の夜歩きも安心だった、などと伝わっていますね。いまだ乱世に在って、しかも驚くべき治安維持ではないですか。こうした事に限らず、信長という人には、まこと人間として大切な事どもを勉強させていただいております、僕なんです。

さて、今日の表題にしたニュースは、たちまち清掃に関するものでして、いやはや・・、またも、まことに、まったく、嘆かわしくも情けない!!と、僕は思いおります。

「わしらが若い頃にゃあ、当番ちゅうもんがあってのう、みなで便所掃除するんが当たり前じゃったわい。なんぞ悪さでもした日にゃあ、罰として一人でやらされたもんじゃ」

それでいいのだ!!と、おそらく天才バカボンのお父さんも云うはずだ、と僕は信じています。まず、共働きするためとて、我が子を躾ける、ということを忘れて学校に依頼したPTAの方々がおりました。また、教育現場では、道徳とか倫理の教育を排除したことも、です。むろん、ほかにも様々なことがあるでしょう。それらが相乗して育成された子供達が、すでに親となり、たとえばモンスターペアレントだのと云われ、その子供らはモンスターチルドレンと成り果てて、昨今には異常きわまりない事件の数々を量産するに至っている、というふうに僕は考えているわけです。

いいですか・・、無菌室の蒸留水では、ながく生命は育めないんですよ。そうして、この地球に営まれる世の中は、無菌室でもなければ、蒸留水のなかでもないんですよ。数年前に日本の子供達の学力を国際的に比較したというニュースでは、最下位から数えたほうが早かったように記憶しております。批評は、知識はあるが応用力がない・・、といった主旨だったとも記憶しおります。
これって・・、自分では賢いと思っている何とやら、そのものでしょう。どうぞ、自他共に尊重し合い、協力し合いながら素晴らしい人生を生き抜く力を、これからの子供達に残してあげて下さい!!

と、愚かながらも心の底より祈念しつつ、つたない筆を働かせようとしている・・、そんな僕なんです。




posted by 歴史小説家 菅靖匡 at 10:00 | Comment(2) | 歴史小説家菅靖匡の日常