2010年03月31日

はや一年の、四分の一が終わろうとしてますねえ。僕にとっては、なんにもせず、何もできずに虚しく過ぎた気もします。やばい・・、とは思いながらも・・。

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愛媛国縁起


おもしろきことも無き世をおもしろく・・


『愛媛国縁起』
【乃麻埜(のおの) 『媛国攻陣始末記』を物語りて・・・】

 三国の中では最も強大国である神之戸(かみのと)に対しては、まったく異なった態度に出ている。
 潜入した巫女(みこ)と神子(かみこ)は、神之戸の庶民に向かって
「稀代の名将軍として、遠き異国にまでその勇名をとどろかせた多螺知果(たらちか)様を覚えておいでかや」
 と、やった。

 神之戸は、すでに苔蒸す老舗の国でもある。自国の英雄(多螺知果)は、まるで己身内とでも云うがごとくに、すでに神話伝説の内に息づいているのだった。
 多螺知果話を聞く者は皆、誇らしげに目を輝かせ、そんなふうに母国の伝統美を堂々と自負できる国民はすばらしい。
 ところが、そこが那薙(なち)のつけ込み所でもあった。
この娘は、祖母であり、かつ自国には女王である卑弥呼(ひみこ)よりの正式使者を仕立て上げ、遣わせた先は神之戸国主ではなく、その軍団の将軍某の住居である。

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posted by 歴史小説家 菅靖匡 at 05:25 | Comment(0) | 邪馬台国物語

2010年03月30日

僕の家の近所にあります桜の名所でも、ほんの少しずつ開花し始めています。花見する人々も、ぼちぼち。でも、まだ僕には早すぎます・・。

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愛媛国縁起


おもしろきことも無き世をおもしろく・・


『愛媛国縁起』
【乃麻埜(のおの) 『媛国攻陣始末記』を物語りて・・・】

 那薙(なち)のした事は、三国それぞれに手飼いの巫女(みこ)や神子(かみこ)を放ちて流言(るげん)を広めさせた。
 まずは、蛙久蛇国(あくたのくに)に入った者の流言・・・
「かの国(蛇武芭=たむば)、実は秘密裏に神之戸国(かみのとのくに)と合い謀りて吾国(みな、蛙久蛇人になりすましている)を骨抜きにし、近々にも国財と地を分け捕りにする肚(はら)やで。三国が手をたずさえておる限り敵も寄せつけず無用の戦乱に泣く事もないなどと、同盟を声高に辞立てる裏には、吾国民に安穏と日々を過ごさせ、御先祖様より受け継ぎし母国を自らの生命投げ捨てても死守する、という気概気魂を萎え果てさせようとしておるのや。他国を頼みにして国防を忘れ、ぬくぬくと日をおくる内には母国への誇りさえ失い、やがては痴呆の腑抜けばかりになってまうのや。国民の大半が腑抜けてしまえば、国ごと乗っ取るのも簡単やろがな。今すでに、よう見てみい。御先祖様の精霊が憩われておられる吾国の山河を、他国の軍勢が吾物顔で踏み荒らしよるやないか。こんなんでええんか、皆の衆」
 これを市場や船寄【ふなよせ=港】や村々の辻など、およそ人の集いたる所でひそひそと噂立てていったのである。蛇武芭に潜入した者も根気よく、同様の言霊を飛ばし続けた。

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posted by 歴史小説家 菅靖匡 at 00:07 | Comment(0) | 邪馬台国物語

2010年03月29日

まったくテレビのスイッチを入れることさえ、なくなって一年近くになりました。NHKニュースすら、みません。精神的には、とても快適な日々です。

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愛媛国縁起


おもしろきことも無き世をおもしろく・・


『愛媛国縁起』
【乃麻埜(のおの) 『媛国攻陣始末記』を物語りて・・・】

「そなた、やはり面白き女性だな。どれほどや要る」
「えっ」
 いまだ、那薙(なち)には、都祢那賀(つねなが)の唐突が慣れていないようすであった。
「仲違いさせる日数だ」
「ああ、そのことならば、一年、遅くとも二年の内には」
「一年だな」
「・・・御意のままに」
「よし」
 その一年の間に、船軍を含めた新生軍団と新兵器を仕上げられるではないか・・。
「都祢那賀様」
「んっ」
 こんな時、都祢那賀様は妙に子供っぽい、と同い年の那薙は思うことがある。
「一つだけ、教えてくださりませぬか」
「何だ」
 都祢那賀は盃を干し、その癖で小首をかしげた。
「都祢那賀様の心底が・・・見えませぬ」
 巫女の術をもってしても、都祢那賀の心が読めない、というほどの意であろう。
「ああ、それか」
 都祢那賀は腕をといて那薙を抱き寄せ
「乳母様を思い出す事で隠してきたのよ」
「・・宵襠(よいまち)様を」
 ふと、那薙は哀しそうな顔をした。
「今までは、な」
 と、今宵の都祢那賀は妙に優しい。
「と、申されますと」
「今はすでに」
 微笑して軽く口吸し
「そなたとの狎褻(まぐわい)を想う」

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posted by 歴史小説家 菅靖匡 at 06:10 | Comment(0) | 邪馬台国物語

2010年03月28日

昨夜は、京屋旅館別館の歓喜庵にて過ごしました。四国一といわれる温泉に浸かったのちの一杯は、なんとも美味いものです。もちろん景色も部屋の雰囲気も、御馳走のうちなんです。

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愛媛国縁起


おもしろきことも無き世をおもしろく・・


『愛媛国縁起』
【乃麻埜(のおの) 『媛国攻陣始末記』を物語りて・・・】

 そんなふうに見聞しながら、都祢那賀(つねなが)は成長したのである。
「ゆえに俺は、呪法などを好まぬ。それにな、この乱世を生き抜いている国主や将軍などは、おのずと気魂充溢した者どもにて、呪術などは通用せぬ、とも教えられたわ」
「御意。まったく宵襠(よいまち)乳母様の仰せ通りにござります」
 ですから、ちゃんと申し上げておりましょうものを・・・。
呪詛法などで国捕りするわけではない・・と。

「巫女の得意、が御気に召しませぬのなら、女の性(さが)、とも云い替えまする」
「女の性とは」
「疑い、嫉み、羨みて、仲違いを好む性。宮中では、巫女が権勢を競い合うて互いを陥れんとする事、こうした陰謀こそは、女にとっては茶ノ子の前にござりまする」
「きゃっ」
 やっと、都祢那賀は破顔った。勢いよく身体を起こし、夜具の上で胡座をかき、腕組みした。
ちょっと小首を傾げているのは、相変わらずの癖である。

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posted by 歴史小説家 菅靖匡 at 08:22 | Comment(0) | 邪馬台国物語

2010年03月27日

さっきまで着物の着付の先生と呑んでました、いわゆる絶世の美女ってえ人です。才色兼備とは、この人のためにある言葉かも知れません。ああ、美しい。

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愛媛国縁起


おもしろきことも無き世をおもしろく・・


『愛媛国縁起』
【乃麻埜(のおの) 『媛国攻陣始末記』を物語りて・・・】

 たとえば、病に苦しむ人が農民であったなら
「蛇(くちなわ)の悪霊が憑いておる」
 と云う。
「うぬが田畑を耕す時に殺された、と蛇霊が泣いておるぞよ」
 などと云うのである。

 そして患者の背を押さえて爪を立てたりし、衣や布の中に隠していた蛇を出して
「体内に巣くっておったわ」
 と、息を荒げつつ見せたりする。
「飲んで体内を清めよ」
 と、最後に処方するのは薬湯薬餌の類であった。ありがたくもない。

 祈祷の前には舶来の、きつい秘酒を飲ませたり眩惑作用のある香を焚きしめ、何も隠し持っていない、とばかりに裸になって祈ったりもしたらしい。
「女には、裸になっても隠せる秘所がありまするゆえ」
 いちいち驚く都祢那賀(つねなが)に、仕掛けを教えたのは宵襠(よいまち)であった。
「およそ呪術は、目眩まし、まやかしの類です。騙されぬためには気をやらぬ事。巫女などの前では、その話を聞きつつも別な事を想うていなされ。また、その巫女の話が〈脅し〉を含んでおるならば、必ず〈まやかし〉と思うて間違いはありませぬ。ただし、卑弥呼(ひみこ)様や奈良夜(ならや)様の呪法ばかりは、種も仕掛けもございませぬゆえ、あるいは本物の霊力に通じておらるるものかな」
 乳母役に就く前は、宵襠も巫女であった。

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posted by 歴史小説家 菅靖匡 at 02:48 | Comment(0) | 邪馬台国物語

2010年03月26日

近ごろには、僕の携帯やパソコンにも迷惑メールが頻繁に入り出しました。拒否しても、拒否しても、しつこく入ってきます。もう、うんざりです。

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愛媛国縁起


おもしろきことも無き世をおもしろく・・


『愛媛国縁起』
【乃麻埜(のおの) 『媛国攻陣始末記』を物語りて・・・】

「その神之戸(かみのと)にすがり寄る蛙久蛇(あくた)と蛇武芭(たむば)、この三国が仲違いすれば、それで都祢那賀(つねなが)様の敵ではありえますまいものを」
「けけっ」
 都祢那賀、妙な声で笑っている。
「何ともはや」
「何でござります」
「宮育ちの姫様には、お勇ましい事だな。しかながら姫将軍様よ」
 寝所の四隅に置かれた燭台の、大蜜蝋の炎が夜風にくゆった。
「残念なれど、つけてやる兵がおらぬのよ」
「まあ、兵などは一人たりとも要りませぬ」
「ほう」
 これには、さすがの都祢那賀も興をそそられたらしい。
「仲違いさせるは、巫女の得意にござります」
「やはり、呪するのではないかよ」
 つまらぬ、とにべもない。

 この、都祢那賀の呪術嫌いは性根が張っている。その原因を与えたのは巫女達自身であった、という。救いを願う民人を前にして、呪法がまずかった、というのである。
 当時、巫女はゆったりとした衣を着て、派手な装飾品や布などをまとい、神を寄せて祈る者であった。

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posted by 歴史小説家 菅靖匡 at 06:48 | Comment(0) | 邪馬台国物語

2010年03月25日

大宇宙の誕生から生命の誕生、そして現在にいたるまでの進化の過程などを、あらためて、ざっと学習しおります。有り難い、という言葉の意味を、あらためて考えおります。

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愛媛国縁起


おもしろきことも無き世をおもしろく・・


『愛媛国縁起』
【乃麻埜(のおの) 『媛国攻陣始末記』を物語りて・・・】

「そもそも神之戸(かみのと)なるは、都祢那賀(つねなが)様の御家に縁深き国ではありませぬか」
 往年、若き嘉汰耶(かたや)が東上した時、神之戸国を攻めて勝っている。その戦で敗将となったのは多螺知果(たらちか)という猛将であり、多螺知果には絶世とも讃えられた美娘の黛(まゆずみ)がいた。
 多螺知果はきわめて潔い男で、全力を尽くして敗戦した時には
「お主の強さを尊敬して頼む。わしの一命にかえて残兵を許し、かつ娘を貰ってくれい」
 と云った。

 一つには、己の血流が絶えるのを惜しんだものかも知れない。
嘉汰耶、これもまた男であった。敵将の申し出を謹んで受けてやり、その娘のゆく末を安堵してやったのである。そうして、のちに黛を妻女として、二人の間にさずかった男子が汰雅志嘉(たがしか)なのである。
 那薙(なち)は今、その血筋をして、縁深き国、と云っているのだった。

《智者、はるか遠山を見透かして、時に足元疎し》

とある。直孫である都祢那賀にとっては身近に過ぎて、つい見逃していた事実であったか。しかし、この若者はしぶとい。
「ふむ」
 と云ったきり眉も動かさず、じっと那薙の顔を見上げていた。

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posted by 歴史小説家 菅靖匡 at 00:26 | Comment(0) | 邪馬台国物語

2010年03月24日

もう三月も終盤に差しかかってますが、ことに夜は、まだまだ冷えますねえ。僕にとって、自転車の出番はもう少し先のようです。したがって運動不足のまま、ブクブク太るばかりです。

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愛媛国縁起


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『愛媛国縁起』
【乃麻埜(のおの) 『媛国攻陣始末記』を物語りて・・・】

 そんなある夜、那薙(なち)は寝具のかたわらで夜風に蚊を追いながら膝をただした。
「都祢那賀(つねなが)様、恐れながら申し上げまする」
「んっ」
 都祢那賀は寝そべり、肘枕している。
「大河向こうの国捕り、妾にあずけて下さいませぬか」
 この娘は、真顔で云うのだ。怒るかと思いきや都祢那賀は
「きゃっ」
 と甲高く笑い
「呪い倒すかよ」
 と、からかった。
「戯言(ざれごと)ではありませぬ」
「おう。そなたの霊力、かの卑弥呼(ひみこ)に優れり、と聞く」
「もう。そうではありませぬ、というに」
 ぷっ、と柔頬を膨らませたのは都祢那賀の癖がうつったのであろうが、その怒った顔が、何ともまた美しい。
「されば、巫女大将様の軍慮とは如何なる」
 都祢那賀は、からかう事を止めない。

 この夜、まだ狎褻(まぐわい)はしていないらしく、ぽってりとして形のいい那薙の唇は、鮮やかな口紅に濡れて光っていた。
 この、唇に紅をひくのは、もともと巫女の作法である。
かつては呪する際に口にする生贄の生血が付着したものであり、卑弥呼が精進を作法し始めた頃から獣肉が禁じられて形式化し、紅花の花弁から紅色素を精製【入念に製造】した染料を米糊と香油で練り合わせた物を使うようになったらしい。那薙のそれは白い雪肌に映えて、一際に華麗であった、という。その紅い唇が、ゆっくりと動いて云うのである。

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posted by 歴史小説家 菅靖匡 at 00:23 | Comment(0) | 邪馬台国物語

2010年03月23日

昨夜は、友人の娘さんのバンドの解散ライブってことで観にいってました。小さい頃から知ってる娘さんですが、すごくいい音出してましたよ。将来有望!!楽しみです!!ちーちゃん、楽しく頑張れ!!

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愛媛国縁起


おもしろきことも無き世をおもしろく・・


『愛媛国縁起』
【乃麻埜(のおの) 『媛国攻陣始末記』を物語りて・・・】

 都祢那賀(つねなが)と那薙(なち)、婚姻の儀式はしていないものの、すでに二人の内密で床盃も交わしている。
 汰雅志嘉(たがしか)と撫子(なでしこ)が狂喜したのは、息子の楼閣通いが止んだ事であった、とある。

 この若者達が床入を重ねるのに、どのくらいの時が流れたかは定かでない。が、それほど長く経っていないのは、難波野の一戦が進展していない事で推察されるものである。
 都祢那賀は何度か野陣に出向き、新しき軍団の成長ぶりを、その眼で確かめている。
覇津華雅(はつかが)をはじめとする諸将の働きめざましく、大軍船なども浜人達の汗に形を整えつつあったが、都祢那賀の役割ともなった新兵徴集と新兵器の完成がおぼつかない。
「若様らしゅうもない」
 とか
「さては那薙姫様に魂抜かれたか」
 とまで噂が膨らんでいた。

 都にいる那薙の耳にまで届き、汰雅志嘉も
「わしの兵をもってゆけ」
 と辞立てたほどに、さすがの都祢那賀自身も思案に詰まっていた、というのである。

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posted by 歴史小説家 菅靖匡 at 00:54 | Comment(0) | 邪馬台国物語

2010年03月22日

昨日は、お彼岸ということでお墓参りにいってきました。赤ちゃんを抱いた若いお母さんを、ほんの幾人かですが、見かけました。こういう若い人たちがいることを、とても嬉しく思った次第です。

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愛媛国縁起


おもしろきことも無き世をおもしろく・・


『愛媛国縁起』
【乃麻埜(のおの) 『媛国攻陣始末記』を物語りて・・・】

 その傍らで殊里(しゅり)はうつむいて畏まり、声もなし・・。周囲に控える芸妓達も、黙座して成りゆきを見守っている。
 那薙(なち)は溶けるように微笑み、気品ある所作で、都祢那賀(つねなが)の膳に揃え置いていた箸を取り、静かに一礼して立ち上がるや、ぱっ、と衣の裾を腰までまくってあられもない。真白い雪肌の内股に柔らかく、付根には淡い漆黒の陰毛がけむっていた。

 都祢那賀は無言、片手に保った盃をゆるがせもしない。
那薙は箸を両手で持って割目にあてがい、何と、そのまま腰を落とそうとしたのである。その膝が曲がった刹那、であった。
 都祢那賀は盃を捨て、那薙の手首を掴むと同時に身を乗り出し、那薙の腹を肩ですくった。そのまま立ち上がり、まるで鼓でも打つかのように手のひらで那薙の尻をほたほたと叩き
「いい尻だ」
 と破顔った。
「突いて死ぬのなら、一度でよい。それはな」
 また、はたいて
「俺が飽いた時と心得よ」
 と云って、ぴしゃり、思いきり叩いてから床に降ろした。
「しっかと返答せい」
「御意のままに」
 那薙、この後には声が続かず、床に突っ伏して泣いた、という・・・。

 これで、許嫁の一件落着、であったろう。卑弥呼(ひみこ)は胸を撫で下ろし、嘉汰耶(かたや)と汰雅志嘉(たがしか)も大満足、ここを機会とばかりに都祢那賀を正式の軍事総帥後継と決めて公にしている。

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posted by 歴史小説家 菅靖匡 at 07:41 | Comment(0) | 邪馬台国物語