2009年06月07日

日本仏教って何?!って人々に捧ぐ・・。

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花咲く日のこと2

 陸の上にも、そら色々の生物がおりましたけど、中でもやっぱり人ちゅうのんは、ややこしおすなあ。山で猪(いのしし)を捕ってきても、いざ食べる時には
「山鯨(やまくじら)やで・・」
 いうてみたり、海で釣りする時には・・
「海老で鯛釣ったら、お目でコンコや」
 いうたり
「何をさらしの褌や」
 ていうてみたり、何ちゅうても戦争が好きで、神さんも仏さんも呆れてはりましたのえ。

 この人間のありさまを見てはって、たいそう深く悲しまれはったのが、ぜんぶの神仏はんのうちでも
「ずばぬけて一番に美しい」
 と云われたはります十一面観世音菩薩様どした。この観音様がどれほどにお美しいかて云うたなら、あんた、そらもう厳しい修行を積まはった偉いお坊さんが、ついつい恋してしもうて叱られはった、て云うくらいにお美しいのどす。
 しかも、お顔が十一もおますよって、まあるい地球なんぞ一目で隅々まで見とおしてしまわれますのんえ。また、こんだけ優しゅうて慈悲深い仏さんも、ようけはおりまへん。そんな十一面観世音菩薩様が、つくづく地上を眺めはりましてなあ、一つ深いため息をつかはりました。そのため息は、たとえば沈香ちゅう最高級のお香よりも甘い、ええ匂いがしますのどすよって、戦争に明け暮れてる人間も、ふと我にかえって天を見上げたりしたのどす。
「あんたら、ええ加減にしよし」
 て、観音様は諭しはりました。
けど、人間のあつかましさは・・
「どうせ殺風景なとこやがな、殺ったもん勝ちやんけ」
 と、そらもう話にも何もなりまへん。

 けど、さすが観音様は逆ギレしたりは、しまへんのえ。
なるほど海の中は、色も形もとりどりのお魚はんが気楽げに泳いどるし、海草や海藻や珊瑚とかもおますしなあ、それに何より広々としてますよって、よろしおしたわなあ・・。

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posted by 歴史小説家 菅靖匡 at 21:20 | Comment(0) | 仏教童話 当ブログ用
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