2009年06月10日

日本語を大切にしよう!!ことに地元の方言をみなおそうっ!!

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花咲く日のこと5

 そうするうちには人々も賢うなってきて、お互いの生命を大切にする心を持つようになりましたし、殺し合うよりは助け合うて生きていくようになったのどす。

 ところが、どすわ。いつの日か花が花どうし、互いの美しさを競うようになってきたのどす。
「うちのほうが綺麗よ」
「わたいなんか人に誉められっぱなしや」
「わてかて負けへんで」
 地上を癒して潤いを与えとった花が、そんな調子どすよって、まあ寒い寒い季節ばっかりになってしもて、とうとう長い間の氷の世界になってしもて、みな枯れてしもうたのどっせ。

「ふむふむ。そら、花も生物やし心もあるわなあ。よっしゃ、次はこないしたろ」
 観音様は、その暖かく甘い吐息で氷の世界を救わはって、花の種達を手のひらに集めはって、こう云わはったのどす。
「みな、きれいな花やったし、上手に咲く自信もついたやろ。そこでや、次はいよいよ、ただ黙ってそっと咲くちゅうことを心がけよし。いつの日にか、それをしっかり守ってる花の上に、わてら仏や神をまったりと憩わせとくれやす」
 そう言い聞かせて、ふっと息を吹きかけると、花の種達はまた思い思いの場所へ飛んでいって、根をおろし、芽を出し始めたのどす。

 さて、その中の一つだけが、なぜか前とは違う場所を選んだのどっせ。そこは水が腐りかけて濁った、人も寄りつかへん沼地どした・・。

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posted by 歴史小説家 菅靖匡 at 11:24 | Comment(0) | 仏教童話 当ブログ用
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