2010年05月24日

まあ、久々の雨とて、よく降りますね。四国でもJRはじめ交通機関に影響がでてるそうですが、現代文明なんぞ自然のまえには脆弱であることを、もうそろそろ観念したほうがいいのではないか・・、と僕は思いおります。

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愛媛国縁起


おもしろきことも無き世をおもしろく・・


『愛媛国縁起』
【乃麻埜(のおの) 『媛国攻陣始末記』を物語りて・・・】

「さあっ、姫様っ、観念なされっ、おとなしゅうなされませっ」
「楓(かえで)・・堪忍」
 姫は馬上、素早く手綱を解き、亜矢(あや)の鬣につかまった。
その途端、亜矢は高々と前足を上げ、あっ、と後ずさった楓と、門を閉めようとしていたお側衆達を飛び越えて外へ出た。
 そして、その場で戛戛(かっかっ)と足踏みして屋敷を振り返った。
「あっ愛(あい)姫様っ、お戻り下さいっ、さもなくばっ」
「なぁに」
「お祖母(ばば)様に云いつけまするのぞなもしっ」
「楓、私は巫女です。お茶やお花など習う暇に、神様とお話した方がよいのです」
「作法も女王のたしなみですけんのもしっ、そのようにお転婆では、いずれ神様にも呆れられてしまいますのぞえっ」
「嘘ばっかり。父様も母様も、他の主神様達だってみんな、私を可愛がってくれております。そんな嘘を云う楓こそ、主神様達に云いつけて叱ってもらいます」
 愛は楓が大好きで、今もからかっているのだ。しかし、楓は必死であった。

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posted by 歴史小説家 菅靖匡 at 07:38 | Comment(0) | 邪馬台国物語

2010年05月21日

近ごろ、なんだかラッキーつづき!! いよいよ僕の人生にも上潮のときでありましょう!!

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愛媛国縁起


おもしろきことも無き世をおもしろく・・


『愛媛国縁起』
【乃麻埜(のおの) 『媛国攻陣始末記』を物語りて・・・】

《古来幾つもの国々が媛欲しさに目がくらみ、神野までせまった者どもはことごとく滅ぼされた》

とは、遠く北の果てから南の果て、さらには大海を渡った大陸にまで知られた伝説であった。
 そんな媛歴代の女王は初代より世襲されていた。
が、この四〇年ほどの前に、他国出身の女王に変わった。
女王はいわゆる巫女であり、女王自ら、石鎚におわします神々に祈りを捧げて加護を賜り、媛国を治めているのだった。

 その、媛国の女王が住み暮らす屋敷は、高守山の中腹に在る。
「姫様っ、お待ち下さいませやっ、今日こそは行かせませんけんのもしっ」
「聞こえませぬ。父様と母様が待っておいでじゃ。亜矢(あや)、参りましょうぞ」
「行かせませぬっ」
 楓(かえで)はそう云って、大胆にも馬の前に飛び出し手綱を握った。亜矢は姫の愛馬である。姫の幼い頃から共に育ち、姫の言葉を解するほどの駿馬であるが、今ばかりは、楓に怪我をさせてはならぬ、と足掻きもせずに手綱をあずけていた。
「みなっ、何をしているのじゃっ、早う門を閉ざしなされっ」
 楓は、それこそ必死で叫んでいる。
おとなしく手綱をあずけてじっとしているとはいえ、亜矢は大きい。楓としては自棄でも叫んでいなければ、つい気を失いそうであった。
 それに今日こそは、お側衆筆頭の面目にかけて、何としても姫に女王作法を教授しなければならぬ、と堅く決めているのである。

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posted by 歴史小説家 菅靖匡 at 05:31 | Comment(0) | 邪馬台国物語

2010年05月20日

なるほど・・、僕が尊崇しきりの忌野清志郎さんが歌った、いいことばかりはありゃしない、ってえのは本当ですよね。イキがったりビビッたりしながら、僕は余生を生きるだけ

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愛媛国縁起


おもしろきことも無き世をおもしろく・・


『愛媛国縁起』
【乃麻埜(のおの) 『媛国攻陣始末記』を物語りて・・・】

 ノモンハン事件後、事件研究委員会なるものが設置されたという。その結論文

《戦闘の実相は、わが軍の必勝の信念および旺盛なる攻撃精神と(中略)日本軍は伝統の精神威力をよく発揮せり》

 狂っている、としか云いようのない。
この狂気は後に〈帝国大本営〉に結実し、しかも終戦後、パラシュラーマはいまだ四魔軍を退くどころか、ますます軍勢を繰り出しているようにも思われてならない。それは、現在の日本という国の有様を見ればよく分かる。さながら、四魔全軍に列島のことごとくが占領されつつある、とも想えるものである。いやはや、余談が過ぎたか。では再び、今は昔の物語の中へと戻ろう・・。】

 この都祢那賀(つねなが)が狙う媛国(ひめのくに)とは、いったいどんな国であったか。古文書に見る。
 この石鎚山一帯には、いにしえより人々が集い、一つの大国が営まれていた。その国の名を媛という。媛は大自然の恩恵を、その一身に浴びるような国であり、人々は温暖な気候さながらに穏やかな気風で、それにつけ込む近隣の国々は寒風山や笹ヶ峰を越え、また瀬戸内の海を越えて、幾世に幾度となく攻め入った、という。
 とうの媛はさながら、国境を越えて荒ぶる他国に犯されながら震え続けているようなものであり、しかも媛を守るべき兵が、敵に攻められれば必ず砦を破られ、押し返したためしがないというほどに弱い。
 しかし、不思議な事には、媛を蹂躙しながらも征服しえた国がないのであった。それは、石鎚におわします神々が、媛をいたぶる者どもを、一度たりとも許さなかったからだ、というのである。この一帯を神野という。

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posted by 歴史小説家 菅靖匡 at 00:19 | Comment(0) | 邪馬台国物語

2010年05月19日

昨日、ひょんなことからお寺の手伝いにあがっていると、まったく偶然に、とても懐かしい人々と再会しました。御縁というものの、摩訶不思議なる有り難さを、あらためて実感した一日でした。合掌

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愛媛国縁起


おもしろきことも無き世をおもしろく・・


『愛媛国縁起』
【乃麻埜(のおの) 『媛国攻陣始末記』を物語りて・・・】

 近年、ロシア公文書館で、ノモンハン事件に関する調書が発見された。関東軍の、にわかには信じがたい堕落ぶりが、克明に記録されているらしい。参謀本部や部隊将校達の間で、なかば呪文のごとくに
「パラシュラマ」
 あるいは
「バラスラーマ」
 と唱えられていたのが、すなわち大邪神パラシュラーマという怨霊である。ついに関東軍は、その精神を四魔軍にむしばまれ、上官達は毎日のように大酒を呑んで兵士をいじめる事を日常とし、ついには当時の日本政府や大本営の武力衝突不拡大方針を無視して攻勢を続け、やがて壊滅的打撃を受けて敗北を喫し、ひいては二十世紀最悪ともいわれる太平洋戦争の勃発をうながした。

 ノモンハン事件は一九三九年に起きたのだが、実はパラシュラーマ、旧日本陸軍にとり憑いたのは一九二八年の事である。
『歩兵操典』
 これは、まさに四魔の書物であった。その網領の一行を見る。

《必勝の信念は主として軍の光輝ある歴史に根源し、周到なる訓練をもってこれを培養し、卓抜なる指揮統帥をもってこれを充実す》

 まこと、愚かしくもばかばかしい。

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posted by 歴史小説家 菅靖匡 at 07:01 | Comment(0) | 邪馬台国物語

2010年05月18日

石鎚山総本山極楽寺の春(ハル、はる、じつは名前字を知りません)は、雌の子犬です。じつに愛くるしいやつで、しかも、なかなか賢そうな子犬です。いずれ、参拝者の方々にも人気の的となることでしょう。

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愛媛国縁起


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『愛媛国縁起』
【乃麻埜(のおの) 『媛国攻陣始末記』を物語りて・・・】

【パラシュラーマ、仏教よりも古いバラモン教を源流とする古代密教における大邪神である。乃麻埜は《罵羅棲裸魔》と表記している。人類有史上、この大邪神は四魔軍を率いて自在に時空を越え、現世に破壊と混乱をもたらしている。

 四魔軍とは、邪神と悪魔の連合軍であり、第一軍団から第十軍団に区別されている、というのである。
 その攻撃目標は、人間の精神である、ともいう。

 まず、第一軍は〈楽欲〉を仕掛けて、人心を堕落させるらしい。第二軍は〈不快〉、第三軍は〈飢渇〉、第四軍は〈愛欲〉をあやつって、いわゆる煩悩の炎に油を注ぐ。
 そうしておいて第五軍が〈懶惰(らんだ=怠ける、怠る、無精)〉の心を植え付け、第六軍は〈怖畏(ふい=畏れおののく情)〉をもって人心を虚しくしてしまい、第七軍は〈猜疑(さいぎ=嫉妬と疑いの念)〉をはびこらせ、第八軍では〈虚栄〉をもたらし、ついに第九軍では〈名利〉、そして殿備(しんがりそなえ=隊列の最後となる軍団)の第十軍は〈驕慢(きょうまん=おごりたかぶって他人を軽蔑し侮る)〉という精神状態に陥れてしまい、つまりは人間として生まれてきた事を無意味なものにする、というのである。

 実に手の込んでいる、しかも巧緻で確実な作戦ではあるまいか。パラシュラーマは、これを自在に操る大邪神なのである。

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posted by 歴史小説家 菅靖匡 at 00:15 | Comment(0) | 邪馬台国物語

2010年05月17日

毎月17日は、京屋旅館別館歓喜庵のうえに鎮座まします三守聖天さんの御縁日です。僕も、日ごろの御加護に感謝しつつ、有り難く参拝させていただきます。合掌

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愛媛国縁起


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『愛媛国縁起』
【乃麻埜(のおの) 『媛国攻陣始末記』を物語りて・・・】

「知った敵が手におえぬほどに強ければ、大邪神としてはどうする」
「逃げるのよ。うぬが人間どもの心を荒ませて、主神達の息があがるのを待つ」
「よかろう。その腰抜けぶりが頼もしいぞ、パラシュラーマ。この都祢那賀(つねなが)が信用するに足るわ。闇雲にいきがる愚者を味方に戦うほど、危うい事はないからな」
「人間の憎悪を煽るのは、同じ人間でなければできぬ所業よ。のう、都祢那賀」
「見直したわ。贄(にえ)には、何を望むのか」
「人間の邪知と憎悪と鮮血と・・」
「と・・」

「若く美しい女を辱めたい」
 パラシュラーマが照れくさそうに炎をよじった時、都祢那賀は呆れたような顔をした。
「阿呆とはひどかろう、無礼者め。わしは大邪神ぞ。少しは畏まれや」
 あまりの阿呆らしさに、つい都祢那賀の心底がゆるんだらしい。
「あの二人のように融かされぬほどには気をつけよう。骨まで消されてはかなわぬ」
「都祢那賀よ、もとより、うぬが死ぬ時は骨も残らぬわいなぁ」
「ほう、なぜだ」
「うぬは、人間の皮を被った悪魔じゃでのう。悪魔は、骨も残せぬわい」
「ふむ。それもよかろう。が、それならそれで魔王と呼べ」
「まことっ、魔王じゃっ」
 傍らで那薙(なち)は微笑し、結んでいた手印をとき、手ずから新たな薪を一本燃べてやった。

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posted by 歴史小説家 菅靖匡 at 00:09 | Comment(0) | 邪馬台国物語

2010年05月16日

すいません、本文、短くしか書けません。さっきまで北新地の超一流クラブのママさんと、今年の北新地クイーンの娘と一緒に呑んでましたあ。もう、最高すぎて、フラフラですう。合掌

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愛媛国縁起


おもしろきことも無き世をおもしろく・・


『愛媛国縁起』
【乃麻埜(のおの) 『媛国攻陣始末記』を物語りて・・・】

「俺はまず筑紫(つくし)を突く。筑紫に邪馬台国の旗を立て、大量の鉄と兵を手に入れ、媛(ひめ)を挟撃するのだ。戦の炎で人間の心を焼き尽くし、憎悪の塊と化して信仰を枯らせば、媛の神々どもは息もできまい」
「オォ、何とも旨そうな話じゃのう。その筑紫攻めに加勢せよ、と云うのじゃな」
「そうだ。俺の軍勢をもってすれば勝利はゆめ揺らがぬが、筑紫全土を制圧するには時がかかる。その時を縮めるのが・・うぬの役割だ」
「承知じゃ。筑紫に戦の炎が上がったなら、わしの手下どもが風をおこし嵐を呼び一気に燃え広がらせて、手向かう者ども一人残らず骨と灰にしてくれるわ。それにな・・」
「んっ」
 都祢那賀(つねなが)は、ゆらぐ炎にむかって、その癖で、小首をかしげている。
「うぬが媛国を欲しておる事は分かっておったでな、すでに物見を忍ばせてあるぞ。わしの四魔軍勢もな、媛国民の内心深くに忍び入って、じわりじわりと侵攻しておるわい」
 と云いながら、炎が妙にくねったのは、すでに媚びているようにしか見えない。
「さすが神の端くれだな」
 都祢那賀は誉めてやった。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず、じゃわいなあ」
 大邪神が得意げに応えたあたり、やはり媚びている。

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posted by 歴史小説家 菅靖匡 at 02:08 | Comment(0) | 邪馬台国物語

2010年05月15日

今日の西条地方、まさしく絶好の写真日和です。カメラを持って散歩すれば、もう見慣れた風景も、なにかしら違ってみえますね。まこと、この世は有り難い。合掌

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愛媛国縁起


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『愛媛国縁起』
【乃麻埜(のおの) 『媛国攻陣始末記』を物語りて・・・】

 そんな光景を見ながら、都祢那賀(つねなが)は上機嫌で哄笑した。
「あてにはならぬが」
 と、都祢那賀は炎に一歩近づき
「それも一興だな。人の一生は短いものよ。生ある内に志を遂げるには、無駄な苦労はせぬ事だ」
 と云った。もう真顔である。
「まず、邪馬台国の山野を見よ。砂鉄を多く含んでおる場所を教えよ」
「まだ切り崩すつもりかえ」
 パラシュラーマは、呆れた。

 嘉汰耶(かたや)達が移り住んでから、畿内の山々は太古の形をとどめるどころか、日々変わり続けていると云っていい。
豊かだった樹木は大量に伐採されて都の建築資材となり、削られた土砂は道路や地均しに使われている。
 たまたま砂鉄が出た山などは無惨であった。蟻が砂糖菓子に群がるようにして奴婢(ぬひ)が働かされ、踏鞴吹場【たたらふきば=製鉄所】が設けられているのである。
 都祢那賀が軍を率いるようになって後には、ことに、その切り崩しようが甚だしい。この若者が戦をする度に、倭国の地形が変わってゆくのである。
「おう。俺の欲しい物が海にあるなら、大海のすべても涸らしてくれるわ」
「まさに、欲望の塊のような男よのう」
「人間すべて同じだろう。何しろ人間とは、明日の天気を知りたがる者だからな。そして、うぬらのような、邪神や悪魔や邪鬼の類は、そんな人間の欲望が餌であろうが」
 これは寝物語に那薙が教えた事であったが、パラシュラーマはいたく感服したらしい。
「まことっ、その通りじゃっ」
 と云った。
「人間にしておくのが、惜しいほどの奴じゃのうっ、よかろうっ、しかし、都祢那賀。倭国で大量の鉄と云えば・・」
「筑紫【つくし=九州】だな」
「そうじゃ」
「媛攻めの一段めだ」
「何じゃと」

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posted by 歴史小説家 菅靖匡 at 08:29 | Comment(0) | 邪馬台国物語

2010年05月14日

石鎚山真言宗総本山極楽寺に、あたらしく可愛い仲間が加わってます。はる(ハル=春)という名の子犬です。先だって初対面しましたが、また、すぐに会いたくなるような、めっちゃ愛らしいやつです。

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愛媛国縁起


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『愛媛国縁起』
【乃麻埜(のおの) 『媛国攻陣始末記』を物語りて・・・】

「いっそ刺し違える覚悟なら、あなた様を呪縛する事もできまする」
「死ぬる気かえ」
「鬼道に生きる巫女なれば・・呪縛に懸命などは望むところにございます」
「まっ待てっ、はやまらずと、よう聞き分けいっ、わしと手を組まぬか、という話ぞよっ」
「ならば申せ。何が欲しいのだ」
 と云いながら、都祢那賀(つねなが)は手のひらで合図した。
周りの兵に、退け、というのである。兵士達は囲みをといて散り始めた。

「・・・復讐したいのじゃ」
「人間にか」
「いやさ、それなら造作はないわい」
「なるほど。相手は摩伽陀(まがだ)の真の神だな」
「・・まあ、そんなところじゃわいなあ」
「煮え切らぬ奴だな」
「うぬには倭国をやる。わしは倭国の邪神と邪鬼どもを従えて軍勢を整え直し、うぬら人間が真の神々と呼ぶ者どもを、一気に攻め潰したいのじゃ」
「それで鬼道に目をつけたか」
「鬼道が栄えるは邪馬台国が栄える理(ことわり)じゃ。それでわしらも栄える。そうじゃろう、のう、那薙(なち)よ」
「呼び捨てなどは許しませぬ」
 那薙はぴしゃりと決めつけ、急に炎が小さくなったのは、おそらく大邪神パラシュラーマがたじろいだのであろう。

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posted by 歴史小説家 菅靖匡 at 08:51 | Comment(0) | 邪馬台国物語

2010年05月13日

いやあ、参りました。久々の二日酔いです・・、ああ、頭がいたい・・。

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愛媛国縁起


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『愛媛国縁起』
【乃麻埜(のおの) 『媛国攻陣始末記』を物語りて・・・】

 その骨さえも融けてしまい、何とも不気味に縄だけが残っている。
「見たかっ、人間ごときがっ、神をなぶるなっ」
「うぬが神だと・・、笑わせるな」
「何じゃとぉっ、都祢那賀(つねなが)、うぬも融かされたいかあっ」
 周りが、にわかに慌ただしくなった。剣や手槍を携えた兵士達がごった返し、喚き散らす炎を囲んでいるのである。
「笑止千万っ、人間の武器で、わしをどうにかできるとでも思うてかっ、その剣で炎が切れるかっ、炎を消しても、わしは死なぬぞっ」
「俺の兵の武器にはな、卑弥呼(ひみこ)の執念が入っておるそうだ。それは痛いらしいぞ」
 都祢那賀は腕組みなどして胸を張り、落ち着いている。
「馬鹿めがぁっ、やれるものならやってみよっ」
 炎、いや、大邪神は吼えに吼えた。
「そうわめくな。真の神ならば、下策な芝居など打つ前に殺せ。ここまでして俺に取り入ろうとするからには、何ぞ、やむにやまれぬ事情があるのだろう」
 都祢那賀は眉一つ動かさず、まだパラシュラーマをなぶる事をやめない。
「・・貴様ぁ」
「那薙(なち)よ、どうだ、この大邪神様は、そなたの手にはおえぬかよ」
「確かに、なみならぬ邪気にございます」
「さすが卑弥呼の孫娘、わしの恐ろしさが分かるようじゃの」
「あなた様にも、すでに、巫女の恐ろしさが分かっているでしょう」
 那薙は炎を見つめ、両手を合わせた。その細い指が別な生物のように動き始めたのは、呪印を結ぼうとしているのである。

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posted by 歴史小説家 菅靖匡 at 12:35 | Comment(0) | 邪馬台国物語